編み模様 12
菱垣状に配置した長編みと上部に入る1粒
(ひがきじょう に はいち した ながあみ と じょうぶ に はいる
ひとつぶ)
2020年2月13日に仕上る。 幾つかメモに描いていたものの一つ。
タイトルに「菱垣」と入れたが、編み図上の見た目であり、編んでみたらあまり菱垣が表現されていないので、タイトルを変更したい。
長編みを一段置きに斜めに入れ、1目分ずつずらして、隙間が開くように配置した。また、隙間によね編みを入れ、堅い印象のある細編みを表に出さないようにした。
長編みの入れ方は穂状に配置した長編みと交互に入る先端の1粒と似ている。糸を選べば服飾雑貨にも使えるくらい、柔らかい編み上がりとなった。
今までは、編み模様はぎちぎちと密集させ、こんもりと盛り上がることがよいと思っていたが、編地が固いと用途が制限されてしまい転用が難しい。編み図に余白が多いと、細編みが表に出て、整然としすぎる。間によね編みを入れて変化を出す方法は有効であると思う。
ビーズが重ならず、使う数も少ないので、特殊ビーズも選択しやすい。
不整合はあるが、目立たない。
2色の糸を一段ずつ換えながら横縞状に編んだ (作品番号) 072での製作で、長編みとよね編みが下の段の糸を隠し、縦縞に色が出ることに気づいた。
ライトグレーと白の糸でサンプルを編んでいるので、写真だと分かりずらい。下の(作品番号) 072で確認いただきたい。
春の野原をイメージしたもの。長編みの上部にビーズを 1粒入れて、道端にあるような小さい花に見立てた。
- 使用ビーズ -
TOHO 丸大 1073 (中染 ベージュ)
TOHO 丸小 221 (ゴールド)
- 使用糸 -
ダルマ 鴨川 #18 102 (自家染め)
茶色の糸
┗ みやこ染 67 (オーカーブロン)
緑色の糸
┣ みやこ染 10 (オリーブグリン)
┗ みやこ染 66 (カーキーブロン)
がま口 - 角田商店
作品の通し番号 072
図案№ 00040
2020年3月17日 完成
2020年3月18日 撮影・掲載
ページ作成日 : 2020年2月14日
最終更新 : 2020年3月18日