03 - イトノリング 5粒の小さなクラウンリング

 

小さな王冠のように配置した編み模様が特徴的なリングです。

リング部分は筋編みにし、横縞を出してクールな印象に。厚みがありしっかりしたリングです。

 

材料と道具の準備

 

(材料)

糸 : レース糸 40番

ビーズ : 丸小ビーズ 5粒

 

(道具)

かぎ針 8号・6号 (本体を編む針)

かぎ針 4号 (作り目の鎖編みを編む針)

ビーズ通し針

はさみ

とじ針 (40番レース糸に合うもの)

ほつれ止め ピケ (木工用ボンドでも代用できます。)

 


 

「ほつれ止めピケ」は、最後の糸の始末に使いますが、念入りに糸をくぐらせれば使わなくても始末できます。

手芸用品店で販売していますが、小さい店舗だと扱っていないかもしれません。(100円ショップに類似品がありました。)

木工用ボンドでも代用できます。

 

 

ビーズ通し針は、今のところ、これがおすすめ。→ ビーズ通し KAWAGUCHI

 


大まかな流れ

1,  5粒のビーズを編み糸に入れてから、作り目の鎖編みを編んで輪にし、1段めを編みつけていきます。

2,  2・3段めは6号針を使って筋編みで編み、4・5段めは8号針を使って細編みで編みます。

3,  6段めを編みながら編地を綴じ合わせ、前中心にビーズを入れた松編みを編みます。

 

サイズを決める

 

最初にサイズを決め、サイズ通りに鎖編みを編んで、これを作り目とします。

 

鎖編みの目数と指輪の号数の目安は以下の通り。

・31目で 12-13号程度

 

「5粒の小さなクラウンリング」は、5目で作る松編みがポイントになるので、

最初の作り目は奇数で編み始めます。

 

自分の指のサイズに合うよう、目数を検討してください。

 


 

 

 

3段めまでは表に出る編地で、4・5段めは内側に入る編地です。

二重 (ふたえ) 仕様になっていて、とてもしっかりしています。

 


 

以下に詳しい工程を記載しました。

 

工程写真は、18番の太い糸で編んでいます。(ビーズは白)

 

1,  鎖編みを編んで、輪にする → 1段め

 

最初に5粒のビーズを編み糸に通して、作り目の鎖編みを編みます。

裏山を拾って引き抜き編みで輪にしたら、立ち上がりの鎖編みを編まずに、同じ目に細編みを編みます。この細編みを1段めの第1目として編み進めます。

作り目の鎖編みはレース針 4号で、裏山を拾う 1段目はレース針 6号で編みます。

 

2,  2・3段めは筋編み、4・5段めは細編み

 

2・3段めは、レース針 6号のままで筋編みを編みます。

 

3段めが編み終わったら、レース針を 8号に持ち替えて、

4・5段めを細編みで編みます。

 

 

 

中表にして編むと、6段目の綴じ合わせが分かりやすいので、中表で編んでいます。

 


3,  6段め、編地を綴じながら、ビーズを入れた松編みを編む

(1)

 

6段めで編地を綴じます。

 

裏の面が中に入るように針を入れます。

6段めの第1目と、作り目の鎖編み 第1目の表2本に針を入れて、細編みを編みます。

 

(2)

 

松編みが入る部分まで、細編みで綴じ合わせます。

 


(3)

 

前中心に 5目の長編みで作る松編みを編みます。

長編みの上の段にのみビーズを入れます。

 

(4)

 

編み終わりごろになると、表側の編地がかなり下がっているので、

引っ張り上げながら綴じ合わせます。

 


(5)

 

ちなみに、6段めが編み終わる前に、とじ針を使って、

作り目の鎖編みの糸端を二重 (ふたえ) の中に通して始末しておくとまごまごしません。

 

6段めを編む時に、編み包みながら隠すことができればいいのですが、

いかんせん小さい上に糸も細いので、無理には編み包みませんでした。

あとで隠せば大丈夫です。

 


始末の方法

 

糸は「円編みの糸始末」の方法で始末します。

 

糸を隠した部分に「ほつれ止め ピケ」を塗り、

指でトントンと軽くたたき込んで馴染ませてから、乾かします。

「ほつれ止め ピケ」は、適量を塗れば乾いても硬くならないので、

指に当たる内側に使えます。

 

木工用ボンドは固くなるので、ごく薄く塗るか、外側で始末をするか、検討してください。

 


出来た。

 

前。

松編みが、均等に広がるよう編むことがポイントですね。

 

 

後ろ。

立ち上がりの鎖編みを作らずに、ぐるぐると編んでいったので、後ろはややごちゃつきます。

 


 

表に出る 1・2・3段めは太い針で編むので、外側にやや膨らむ形になります。

収まりもいいです。

 

 

下から。

二重 (ふたえ) になっているので、厚みがあります。

 



 

立ち上がりの鎖編みを編む方法でも出来ます。

全ての段の移行時に立ち上がりの鎖編みを編んで、上へと編み進める方法です。

この場合、引き抜き編みと立ち上がりの鎖編みが入るので、

後ろ中心がちょっと硬く、厚みが出ます。

 



 

エタニティリングのようなビーズの羅列にすることもできます。

6段めの前中心にバランスよくビーズが配置されるように、ビーズを編み込むだけです。

 

左画像は 丸小ビーズが10粒入っています。(鎖編みは 30目)

 




 

編み物の特性上、指に嵌めているとちょっと緩くなってきます。水に濡らすと少し縮みます。

汗やシミがついて洗いたい時は、強く揉み洗いはせず、やさしく洗ってください。干す時は、形を整えて。

編み込んだビーズにより洗濯不可になるので、ビーズの素材も注意です。(たとえば、表面加工がされてない無垢の木のビーズなどは、水に浸けない方がいいです。)

 

 

出来上がったものは販売しても差し支えありません。製作方法を尋ねられたら、このページを紹介していただけると幸いです。