01 - イトノリング 10粒のメビウスリング

ビーズ編みにまだ出会っていない2017年秋に作成したメビウスリングに10粒のビーズを入れて、再度デザインしなおした指輪です。

メビウスの輪のように表裏面を無限に行き来するリング状の帯を編み、フロント (捻れる部分) にビーズを入れます。

材料と道具の準備

 

(材料)

糸 : レース糸 40番 (1-2g 程度)

ビーズ : 丸小ビーズ 10粒 (TOHOビーズ 丸小ビーズ)

 

(道具)

かぎ針 : 8号 (本体を編む針)、6号 (作り目の鎖編みを編む針)

ビーズ通し針

はさみ

とじ針 (40番レース糸に合うもの)

ほつれ止め ピケ (木工用ボンドでも代用できます。)

 

 


丸小ビーズはミルグレイン (ミル打ち) のような印象になります。

 

「ほつれ止めピケ」は、最後の糸の始末に使いますが、念入りに糸をくぐらせれば使わなくても始末できます。

手芸用品店で販売していますが、小さい店舗だと扱っていないかもしれません。(100円ショップに類似品がありました。)

木工用ボンドでも代用できます。

 

 

ビーズ通し針は、今のところ、これがおすすめ。→ ビーズ通し KAWAGUCHI

 


大まかな流れ

1,  ビーズを糸に通し、作り目の鎖編みを編んで輪にして、裏山に1段めの細編みを編みつけます。

2,  1段めが終わった時点で半分捻って、2段め、3段めを編みます。

3,  4段めにビーズを編み込みます。

(手描きの編み図でホント申し訳ございません... )

サイズを決める

 

最初にサイズを決め、サイズ通りに鎖編みを編んで、これを作り目とします。

 

鎖編みの目数と指輪の号数の目安は以下の通りです。

・30目で 10-11号程度

・32目で 13-14号程度

 

リングゲージに入れてみたところ、鎖編み30目は 9-10号付近できつくなり、

11号で止まります。鎖編み32目は、13-14号付近で止まります。

 

編み物なのでかなり融通が利きますし、指に嵌めていればゆるくなっていき、

水に濡らすと縮みます。また、編み手によりサイズは前後しますので、

自分の指のサイズに合うよう、目数を検討してみてください。

 


 

金属の指輪とは違い、指にスムーズには入りません。

下に押し込んでから整えます。

ビーズが入ったフロント部分 (捻れている部分) は立体的になるので、

指でつまんで持ち上げるように整えます。

 

 


 

増し目も減らし目もなく、編み方は簡単ですが、やや分かりづらい部分がありますので、詳しい工程を記載しました。

以下の工程写真は、18番の太い糸で編んでいます。(ビーズは白)

 

1,  鎖編みを編んで輪にする → 1段め

 

編み糸に必要分のビーズ (10粒) を入れてから、

上記で決めたサイズ通りに鎖編みを編み、輪にします。

裏山を拾って引き抜き編みで輪にしたら、同じ目に細編みを編みます。

この際、立ち上がりの鎖編みは作らずに細編みを編みつけ、

この細編みを1段めの第1目として編み進めます。

 

引き抜き編みを赤くマークしてあります。

 


2,  捻って編み進める

(1)

 

1段めは、鎖編みの裏山を拾いながら、目数分の細編みを編みます。

1段めを編み終えたら、半分捻ります。

作り目の鎖編み側を手前に倒すと自然に倒れ、キレイに捻れます。

立体の解説って難しいですね。

 

(2)

 

捻ったら、2段めを編みます。

2段めの第1目は、作り目の鎖編みの第1目に入れます。

2段めは、作り目の鎖編みの表2本に編みつけます。

この時に、糸端を巻き込みながら編み進めると後始末が簡単です。

 


(3)

 

半分捻った時点ですでにメビウスの帯状になっているので、

細編みの目数をきっちり数えながら、3段めまで編みます。

ただし、2段めが終了し、3段めに入る部分にある引き抜き編みは飛ばしてください。

 

引き抜き編みは、細編みのような見た目で混乱しやすく、トラップのように存在していて、

もどかしく感じます。

見分けるポイントは、「やや斜めになっている」ということです。

側面から見れば、細編みではないのが分かりますが、

いかんせん糸が細いので、確認しづらいのが難点です。

 

回避方法としては、2段めを編み終わったら、

1目抜かして3段めに入る、と覚えると編みやすくなります。

もうひとつの回避方法は、洋裁などで使う「消えるマーカー (チャコペン)」で、

引き抜き編みに色を付けておくことです。

 


3,  ビーズを編み込みます

 

4段めにビーズを入れます。ビーズは細編みで入れます。

ビーズ編みのビーズは "すじ編み" で入れますが、これは細編みで入れます。

指に嵌めたり、形を整えたりする時に、ビーズが入った部分をつまんだり

引っ張ったりするので、編地にしっかりと編み付けるために、細編みで編み込みます。

 

作り目の鎖編みが 30目の場合

┗ 細編み 10目 → ビーズを入れて 10目 → 細編み 10目

 

作り目の鎖編みが 32目の場合

┗ 細編み 11目 → ビーズを入れて 10目 → 細編み 11目

 

自分で目数を決めた場合は、前中心にビーズが配置されるよう、

バランスよく目数を決めてください。

 


もうすぐ完成。

 

始末の方法

 

糸は「円編みの糸始末」の方法で始末します。

 

糸を隠した部分に「ほつれ止め ピケ」を塗り、

指でトントンと軽くたたき込んで馴染ませてから、乾かします。

「ほつれ止め ピケ」は、適量を塗れば乾いても硬くならないので、

指に当たる内側に使えます。

 

木工用ボンドは固くなるので、ごく薄く塗るか、外側で始末をするか、検討してください。

 


出来た。


 

後ろの捻った部分は、ちょっとごちゃつきます。(白い丸の部分)

編み上がり直後は、屈折していたり、へこんで細くなっていたりしますので、リングの幅が均等になるように、編地を整えます。

 



 

編み物の特性上、指に嵌めているとちょっと緩くなってきます。水に濡らすと少し縮みます。

汗やシミがついて洗いたい時は、強く揉み洗いはせず、やさしく洗ってください。干す時は、形を整えて。

編み込んだビーズにより洗濯不可になるので、ビーズの素材も注意です。(たとえば、表面加工がされてない無垢の木のビーズなどは、水に浸けない方がいいです。)

 

 

出来上がったものは販売しても差し支えありません。製作方法を尋ねられたら、このページを紹介していただけると幸いです。